こんにちは、株式会社KNOCK動画マーケティング部です。
先日、弊社クライアントから以下の質問を頂きました。
「カメラで撮影した動画の音を綺麗に取ることができないのですが何かいい方法はないでしょうか?」
確かにカメラで撮影したときに、雑音が入っていたり、音が小さかったりすることも多いのではないかと思います。
そこで今回は、YouTubeの動画撮影の際に音を綺麗に録音できるおすすめのマイクにについて、 株式会社KNOCK動画マーケティング部がわかりやすく解説します。
この記事を読むことでYouTubeの動画撮影の際に音を綺麗に録ることができ動画制作に生かすことができます。
株式会社KNOCKでは、累計登録者数350万人越え、月間視聴回数1億回以上の実績を有しています。
チャンネルを始めたい・伸ばしたい、現在社内で運用しているが成果が出ずに困っている企業様はぜひお問い合わせください。
詳細については、こちらからご覧いただくことができます。
目次
YouTubeの動画撮影でマイクを使うべき理由
YouTube撮影をするときにスマホやカメラでそのまま音を拾っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、スマホやカメラの内蔵マイクで拾った音には雑音が入っていたり、音に立体感がなく平面的なものなため音質が悪かったというケースがほとんどだと思われます。
例えば、屋外では周り雑音や風の音、屋内では空調音などを拾ってしまい、一番聞きたい話者の声が小さく聞こえてしまうなどといったことです。
そうなると動画の視聴者はテロップで動画の内容を理解する必要があり、見ることが少し手間になってしまったり、聞き流しで動画を視聴したい視聴者たちにとってはより不快感を与えてしまうために見づらい動画であるという印象を与えてしまいます。
そうなると動画の離脱率も高くなってしまいます。
そんなデメリットを改善してくれるのがマイクです。
動画編集の際に音をいじることもできますが、やはり限界があります。
そんな時にマイクを使えばよりクリアな音を録音でき、編集するのも楽になるので、動画を視聴している方もより動画を見やすくなるでしょう。
有名YouTuberの動画はどれも音が綺麗でマイク関連の機材には気を使っていることが伺えます。
そういったことを踏まえると、より良い動画制作を行うためにはマイクでクリアに音を録るということが必須事項になってきます。
マイクについて
ここでは、マイクの種類を説明する前にそもそもマイクとはどういうものなのかを解説していきます。
全指向性と単一指向性
マイクにはそもそも音を拾う方向というものが存在します。
全方面から音を拾ってくれる「全指向性」と、ある一方からの音に対して感度よく収音してくれる「単一指向性」が存在します。
全指向性
360度の音を均一に拾うので環境音を録音することに優れており、特定の音を拾うことには向いてません。
つまり、Youtube動画を撮影するに当たって、聞かせたい特定の音声を録音してそれを伝えたい場合には厳しいということになります。
主に、スマホ、カメラ、PCなどの内蔵マイクは全指向性のマイクになっています。
この全方向性マイクは動画の内容によっては役立つ場合もあります。
単一指向性
マイクに対して正面から発している特定の音声だけを拾って録音することに優れており、周りの雑音を入れたくなかったり、複数人いる中で一人ひとりの音声を拾いたい場面などで使われます。
テレビ番組やYouTuberはこの単一指向性マイクを活用しており、一人ひとりの声をクリアに拾うことができます。
デメリットとしてはマイクが音を拾える距離は全指向性に劣るという点です。
有線と無線
イヤホンに有線と無線があることを知っている方は多いと思われますが、マイクにも有線と無線があることを知っている方は少ないのではないのでしょうか。
こちらのメリットデメリットについて解説していきます。
有線マイク
メリットは直接ケーブルを通すので音を安定して綺麗な音を拾うことができます。
しかし、その反面デメリットも大きいです。
一つ目は「録り漏れがある」ということです。
有線なので、思いがけないところでケーブルが抜けていて音が録れていなかったなどということはよくある話です。
それは有線マイクだと収録状況が分かりにくいというデメリットも関係してきています。
無線マイクはランプがついていれば録音できていると目視できますが、有線であると充電状況や録音状況を確認しにくいものです。
実際、弊社が動画撮影を行っているときに有線マイクを使っていて音を録れていなかったというケースも存在します。
二つ目は「演者の移動範囲が限られる」ということです。
これはケーブルの長さにもよりますが、移動範囲がかなり狭くなってくるので動きが激しい撮影には向いていません。
動いている時にケーブルが抜けてしまうというハプニングも起こり得るでしょう。
三つ目は「動画と音の同期がしにくい」ということです。
有線での録音だと動画と音を合わせるために編集の時に手間がかかってしまいます。
有線ですとその必要がないのでとても楽になります。
無線マイク
逆に、無線マイクはメリットの方が目立ってきます。
メリットの一つ目は「フレキシブルな録音が可能」ということです。
受信機が音を自由に拾える範囲であればいくら動いても大丈夫なので、撮影がスムーズに行えて細かいディレクションが可能です。
演者が動かない撮影だとしてもケーブルが必要ないので、撮影の段取りの際に煩わしくなる心配がないのは非常に楽になってくるでしょう。
二つ目は「録音状況が分かりやすい」ということです。
まず、無線マイクには電源ランプがついているのでしっかり録音できているかが目視できます。
また、受信機で音を聞くことができるので、音の録音状況が分かります。
これらが存在することで音の録り漏れという事態が発生しにくくなるのは非常に大きなメリットです。
マイクの種類
動画撮影で使われるマイクの種類は主に4つあるのでそれぞれ簡単に紹介していきます。
ピンマイク
服の胸元などに付けて使用する小型マイクのことで、至近距離の音を集中的に拾ってくれます。
テレビ撮影で使われるマイクのほとんどはこのマイクなので皆さんご存知かと思います。
このマイクには、演者が動き回りやすいというメリットがあります。
また、演者の声にフォーカスして音を拾ってくれるので他の雑音は入りません。
ガンマイク
このマイクの名前は銃のように細長い見た目をしていることからその名が付いたとされています。
このマイクは少し離れた場所からでもマイクが向いている方向の音をしっかりと拾えるアイテムです。
こちらも演者の声を綺麗に拾ってくれるマイクになっていますが、収音できる距離が決まっているため移動距離は限られてきます。
ヘッドセットマイク
このマイクは名前の通り、ヘッドホンにマイクが付いた頭に装着するマイクになります。
このマイクは何か別の音を聞きながら口元の声を収音できるので、主にゲーム実況などで使われます。
スタンドマイク
スタンドマイクはこれまでに紹介したマイクよりも比較的広範囲の音を拾ってくれます。
綺麗かつ均一な音を拾ってくれますが、広範囲に音を拾う関係で演者との距離や角度によっては聞こえ方にばらつきが生じてしまうので注意が必要です。
YouTube撮影で使えるおすすめのマイク紹介
ここでは弊社が実際に撮影で使っているマイクの中からおすすめのものを紹介していきます。
Comica BoomX-D2
こちらは「無線マイク」のおすすめとなります。
昨年2020年に発売されたばかりの送信機となるマイク2台と音声の受信機1台からなる製品です。
重量はわずか29gしかなく、連続動作時間は5時間ほどです。
マイクは内蔵マイクをそのまま使用できるほか、付属される外付けピンマイクや別売りのマイクを挿して使うことができます。
値は張りますが、使い勝手や性能の良さを考慮すると買う価値がある製品であるといえます。
特長をまとめると、
・最大で50メートル離れることができるので、カメラからだいぶ離れた位置からでも音を録音できる
・送信機にマイクが内蔵してあるのでによって同時に2人分の音声を録れる
・小型マイクのため扱いやすい
・送信機の2台は設定によって右と左で音の出力を振り分けられるため。音のミックスやバイノーラル録音ができる
もっと具体的な使い方や説明が知りたいという方もいらっしゃると思うので、以下の動画を参考にしてください。
気になったり、良いと思った方は是非こちら(Amazon)から購入してみてください。
audio-technica ステレオマイクロホン AT9901
こちらは「ピンマイク」のおすすめとなります。
数年前に発売された製品のため、比較的安価に購入することができます。
数年前の製品のため性能面が心配な方もいらっしゃると思いますが、値段を考慮すると性能は申し分ないものになっています。
簡単に詳細を説明すると、重量は4gほどでコードの長さは1.2mになります。
外部ノイズを低減するメタルボディ構造で、接続する機器のマイク端子からマイクに電源が供給されて動作するため充電の必要がありません。
衣服への装着や卓上への設置が可能、高音質で録音をしてくれます。
もっと具体的なレビューを見たいという方は以下の動画をご覧ください。
気になった方はこちらをAmazonから覗いてみてください。
YouTubeの動画撮影で使えるおすすめ周辺機器紹介
ここからは番外編扱いにはなってしまうのですが、動画撮影を行う上でマイク以外でのおすすめ機器をご紹介いたします。
風防
風防とはピンマイクやガンマイクなどについているフサフサした毛のようなものやスポンジ状のカバー、網状の覆いのことです。
別称でウィンドシールド、ウィンドスクリーン、ウィンドジャマーなどと言われることもあります。
これを使えることで何ができるのかというと、屋外での撮影などで風が吹いた時に人の耳では感じない程度の音をマイクでは「ボボボボボ」と拾ってしまうことが多いので、それを防ぐことができます。
耐風性能としては、スポンジ型<ファー型<カゴ型となっていて、音質は耐風性能が高くなるのに比例してこもった音になります。
弊社としてはバランスの取れたファー型の「RODE DeadCat GO」という商品をおすすめします。
Amazonのリンクはこちらなのでぜひ飛んでみてください。
レコーダー
これは機器の内蔵マイクで録音したものをそのまま再生できるというものです。
今回おすすめするのは「オリンパス ICレコーダーVoice-Trek DM-750」という製品になります。
この製品の特長を端的に述べると、高音質録音ができ、様々な再生機能があるということです。
例えば、録音機能として
・周りの音がうるさくてもマイクを口に近づければ音声だけをクリアに録音してくれる
・遠くの声も拾えるように収音範囲を設定できる
・録音状況に合わせて適正音量で録音できる
などがあります。
再生機能としては、
・音声部分のみの再生が可能(音声会話以外をカット)
・録音した音声を文字起こしできる
・音声再生と無音再生を繰り返すモードでのシャドーイングが可能
・ノイズキャンセリング再生が可能(雑音をカット)
・録音した音声を聞きやすい音量に自動調整して再生可能
と、様々な機能が満載で使い勝手の良い製品となっています。
Amazonのリンクはこちらになるので是非ご覧ください。
YouTube撮影に使うマイクについてのまとめ
- まとめ
- ・動画の種類によってマイクは使い分ける
- ・YouTubeでは音質が非常に重要
株式会社KNOCKでは、累計登録者数350万人越え、月間視聴回数1億回以上の実績を有しています。
チャンネルを始めたい・伸ばしたい、現在社内で運用しているが成果が出ずに困っている企業様はぜひお問い合わせください。
詳細については、こちらからご覧いただくことができます。