動画広告の基本的な課金形態

基本的にインターネット上の広告の課金形態は以下の3つが主です。

これらの課金形態を念頭においてこの記事を読み進めていただきたいです。

CPV

CPVはCost Per Viewの略で、 動画再生1回につき一定額が課金されるという形態です。

これはさらに3種類の形態に分かれており、

  • 最後までの再生で課金
  • 一定時間の再生で課金
  • 再生時間によって金額が変動

動画広告はユーザーに再生してもらう前提で作成される広告なので、 動画広告と相性の良い課金形態です。

CPM

CPMはCost Per Milleの略で、 インプレッション1,000回につき一定額が課金されるという形態です。

単価相場としては200~600円程度がボリュームゾーンになります。※1

例えば40,000円の費用で100,000回のインプレッションを獲得した場合、CPMは40,000円÷(100,000回÷1,000回)=400円になります。

CPC

CPCはCost Per Clickの略で、 広告が一回クリックされる度に一定額が課金されるという形態です。

単価相場としては10~1,000円程度がボリュームゾーンになっており、幅が大きいです。※2

CPMの違いとしては、CPMの料金発生基準がインプレッション(ユーザーの画面へ表示)であったのに対し、CPAの基準はクリック(表示されるだけでは料金が発生しない)ことが挙げられます。

※1,2SNSによって異なるので、あくまで目安です。

YouTubeの広告の種類と単価

ここからはYouTubeの動画広告の種類とその単価について見ていきましょう。

インストリーム広告

インストリーム広告とは YouTubeの動画再生前や再生途中に流れる動画広告です。

インストリーム広告には 「スキップ可能」なものと 「スキップ不可能」なものの2種類があり、それぞれ課金形態が異なります。

それぞれについて見ていきましょう。

スキップ可能なインストリーム広告

スキップ可能なインストリーム広告とは、 最初の5秒以降はスキップすることができるインストリーム広告です。

課金形態はCPVが採用されており、以下の3つの条件のいずれかを満たした時に発生します。

  • ユーザーが動画を30秒視聴(30秒以上の動画広告の場合)
  • ユーザーが動画を最後まで視聴(30秒未満の動画広告の場合)
  • ユーザーがリンク先に遷移する等アクションを起こした

料金の目安は1再生あたり 3~20円程度になります。

広告がスキップされた場合は課金が発生しないので、高い費用対効果で自社商材に関心のあるユーザーのみにリーチさせることが可能となり、自ずとCVRも高くなります。

逆に、自社商材に関心のないユーザーにはみてもらうことができません。

※CVRとは「Webサイトへのアクセス数(ページビュー、またはユニークユーザー数)のうち、コンバージョン(商品購入や資料請求など、会員登録など)に至った割合です。」

参考:CVRとは

スキップ不可能なインストリーム広告

スキップ不可能なインストリーム広告とは、 広告をスキップすることができない15秒以下のインストリーム広告です。

これに関してはCPMが採用されており、インプレッション数に応じて課金が発生します。

料金の目安は1再生(=インプレッション)あたり 3~20円程度になります。

ユーザーに最後まで視聴してもらうことができるため、ブランディング等に向いています。

逆に、商材に関心のないユーザーにもCVRは低くなってしまいます。

バンパー広告

バンパー広告は流れるタイミングはインストリーム広告と同じで、動画再生前や再生途中です。

ただ、バンパー広告は 6秒以下かつスキップができないという点でインストリーム広告と異なります。

課金形態に関してはインストリーム広告と同じでインプレッション数に応じて課金が発生するCPMが採用されています。

料金の目安はジャンルによって大きく異なるため、一概に断言できません。

コンパクトに伝えたいことをまとめる必要があることと、ユーザーがスキップできないことの2つから ブランディング等に向いていると言えます。

ディスカバリー広告

ディスカバリー広告が表示される場所は

  • トップページ
  • 検索結果の画面
  • 動画再生中の関連動画の欄

上記の場所にサムネイルとテキストが表示されます。

課金形態に関しては、ユーザーが広告をクリックした場合のみ課金が発生するCPCが採用されています。

料金の目安は1インプレッションあたり 3~20円程度になります。

こちらもインストリーム広告(スキップ可能)と同じように能動的ユーザーにのみ費用をかけてアプローチできるのでCVRが高くなる傾向があります。

マストヘッド広告

マストヘッド広告はYouTubeの ホーム画面上に音声なしで自動再生される動画広告です。

課金形態に関してはインプレッション数に応じて課金が発生する場合(→CPM)と固定の1日単位の掲載予約に基づく形態(→CPD)の2通りがあります。

※CPDとは、1日あたりの広告コストのことで、掲載日数課金型の広告(YouTubeの純広告キャンペーン)で使用される指標です。コスト÷掲載日数で算出できます。

参考:CPDとは

YouTubeのホーム画面に表示されるので、幅広い層にリーチすることができます。この特徴から、 ブランディングに向いていると言えます。

SNS等の広告と単価

ここまでYouTubeに動画広告を掲載するケースを見てきましたが、ここからはその他の掲載先についても見ていきましょう。

Facebook

特徴としては、若年層のユーザーが多くを占める他のSNSと比較して、 幅広い年代のユーザーがいることが挙げられます。

広告形式はFacebookの記事内に広告が埋め込まれるというニュースフィード広告やモバイル専用の動画広告等があります。

FacebookではCPMとCPVが採用されており、CPVに関しては10秒以上動画が再生されるかどうかが課金発生の基準になります。

相場としては、CPMに関しては1,000表示あたり 500~2,000円、CPVに関しては1再生あたり 100~150円程度がボリュームゾーンと言われています。

また、広告費100円から始めることができます。

Instagram

特徴としては、 10~20代の若年層の女性ユーザーが多いということ、他のSNSと比較して 広告へのアクション率が高いことが挙げられます。

広告形式は投稿の中に広告が埋め込まれるというインフィード広告からストーリーの間に流すことができるストーリー広告等があります。

InstagramではCPV、CPM、CPC等が採用されています。

相場としては、CPVに関しては1再生あたり 5~10円程度、CPMに関しては1,000表示あたり 1,000円程度、CPCに関しては1クリック 50~100円がボリュームゾーンと言われています。

また、Facebookと同様に広告費100円から始めることができます。

Twitter

特徴としては、 10~20代の若年層ユーザーが多くを占めること、リツイートをうまく利用すれば 多くのユーザーにリーチすることができることが挙げられます。

広告形式はタイムライン上に「プロモーション」という形式で動画広告が挿入されます。

TwitterではCPVが採用されており、厳密に以下のタイミングで課金が発生すると定められています。

  1. 動画の半分以上がユーザーの画面に表示されてから2秒経過する
  2. 動画全体が画面に表示されて3秒経過する
  3. 動画の半分がユーザーの画面に表示されて6秒経過する
  4. ユーザーにより動画の拡大、ミュート解除のいずれかが行われる

相場としては上記のようにルールが細かいため一概に断言出来ませんが、1アクションあたり 100円に満たない程度と言われています。

Yahoo!

最後に、SNSではないですが、Yahoo!ディスプレイ広告も挙げておきます。

特徴としては、トップページに広告が掲載されるので、 潜在顧客等にリーチできるということが挙げられます。

広告形式はニュースフィードに動画広告が表示されるという形式です。

Yahoo!ではCPVが採用されており、相場としてはまちまちなので一概に断言出来ませんがSNSと比較すると 若干高いと言われています。

動画広告出稿時のポイント

目的とターゲットを明確にする

まず目的として、商品を認知して欲しいのか、クリックして欲しいのか、もしくは問い合わせして欲しいのかなど、目的を明確にしましょう。

また、同時にその目的の対象が誰なのかを明確にしましょう。

こうしなければ、適切な配信形式や課金形態を選ぶことができず、 効率の悪い広告運用になってしまいます。

最初の部分を工夫する

動画広告は 最初の数秒が肝心です。

これは、 最初の数秒でユーザーがその動画広告を見るかどうかが決まってしまうからです。

基本的にユーザーは動画広告を見たいと思っていません。そのため、動画の冒頭でユーザーの心を掴むことが非常に重要になります。

例えばYouTubeのスキップ可能なインストリーム広告は、最初の5秒が経過すれば広告をスキップすることが可能になります。

ここでスキップされてはせっかく費用をかけて制作した広告も意味がないので、最初の部分にユーザーの興味を引くような工夫を入れましょう。

動画の尺を短く、簡潔にする

インターネットでは長すぎる、 冗長なコンテンツはすぐに飛ばされてしまいます。

これはテレビと比較した場合、インターネットの方がユーザーが能動的に行動するからです。

基本的に動画広告を目にするのは隙間時間や、何かをしながらという状況が多いので、長すぎる、冗長と判断されたコンテンツは問答無用でスキップされてしまいます。

動画広告を出稿してみましょう

この記事では、動画広告の課金形態とSNS別の特徴等について解説しました。

肝心なのは、どの媒体に、どの形式で動画広告を出稿することがベストなのかを見極めることです。

それによって費用対効果が大きく変わってきます。

動画広告は効果測定が容易なので、効果測定をもとに最適な動画広告運用を目指してください。

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