こんにちは、株式会社KNOCK動画マーケティング部です。
今回は、YouTube動画の離脱率低下について、 動画マーケティング部が紹介します。
YouTube運用を行っているけれど動画の離脱が多くて困っているという方は是非ご覧ください!
株式会社KNOCKでは、累計登録者数350万人越え、月間視聴回数1億回以上の実績を有しています。
チャンネルを始めたい・伸ばしたい、現在社内で運用しているが成果が出ずに困っている企業様はぜひお問い合わせください。
詳細については、こちらからご覧いただくことができます。
目次
アパレル業界、YouTube、ネットショッピングの相関性
近年のYouTube市場は圧倒的なユーザー数と高い広告効果から、マーケティングに有効であるとして多くの企業が進出してきています。
その中でもアパレルブランドやアパレルショップがYouTube市場に進出してきていることはもはや珍しくはありません。
ブランディングや販促につなげる動画を活用して来店してもらったり、サイトに誘導して購入してもらうケースが多いです。
ネットショッピングについては以下の総務省データを見ていただきたいのですが、家計消費状況調査によると2020年5月の2人以上世帯のネットショッピング利用率が50.5%を記録し初めて5割を突破したことが判明しています。
過去3年の推移と比較しても、18年1月の約35%からゆっくりと上昇傾向にあったものが新型コロナの影響で20年3月以降から急に伸びて一気に5割を突破しています。
これは、新型コロナウイルス対策での緊急事態宣言や外出自粛要請による影響でネットショッピングの利用率が急増していることが理由として考えられます。
また、以下のデータにも着目してほしいのですが、ネット通販利用の有無にかかわらず2人以上世帯で平均したときの支出額はネット通販を利用する2人以上世帯に絞ると支出額が3万1465円となっています。
ネット通販を使う世帯の単価は昨年より若干下がったものの初めてネットで購入した世帯を含む母数が5割以上になったことで世帯の平均支出額が16.5%増になっています。
最後にネットショッピングにおける各名目別の増減率をみると衣類・履物は34.4%増と大きな伸びが見られます。
アパレル業界は今の現状を加味すると非常にインターネットマーケティングがより有効に働く可能性が高いと言えます。
参考(家計消費状況調査 ネットショッピングの状況について (⼆⼈以上の世帯) -2021年(令和3年)1⽉分結果-)
以上で述べたことを整理すると、アパレル業界のYouTube運用で集客やブランディングを目的としたマーケティング戦略を図り、ネットショッピング増化現象を利用することで、より多くの成果を得られる可能性が高いということになります。
アパレル業界がYouTubeを活用するメリット
マーケティング効果が高い
冒頭でも少し触れましたが、YouTubeは圧倒的なユーザー数による顧客獲得が可能である、広告効果が高いという2点からマーケティングに有効であると注目されてきました。
実際にユーザー数のデータとして
・毎月 20 億人以上のログイン済みユーザーが YouTube を利用しており、80 の異なる言語で利用可能
・1 日あたりの動画視聴時間は 10 億時間を超え、視聴回数は数十億回にのぼる
・日本では6,200万人がYouTubeを利用
・18~64歳のネット人口の82%がYouTubeを利用
・モバイル端末での再生時間が YouTube の総再生時間の 70% 以上を占める
・YouTube は 100 か国以上でローカル バージョンを提供している
等が挙げられます。(YouTube公式HPより)
また、広告効果のデータとしては
・「YouTube利用者のうち50%がYouTubeを視聴し購買を決定した経験がある」(2019年Google調べ)
・「YouTuberのタイアップ動画の視聴者と非視聴者を比較した場合、商材に対する認知度の向上に加え、興味関心・好感度・購買意欲も約30%上昇する」(2015年UUUM調べ)
・「10代の6割が商品購入を検討する際にYouTuberの動画を参考にする」「10代の4割以上がYouTuberが紹介していた商品を購入したことがある」(2018年サイバー・バズ調べ)
等があります。
以上の特性を踏まえて効果的にYouTube運用を行えば非常に高いマーケティング効果を生み出すことが可能です。
特にアパレルであればターゲット層が明確であるため、多くのユーザーの中から狙った層へのアプローチが可能になります。
ブランディング効果が高い
動画だと、画像や文字だけでは表現しきれない部分まで情報を組み込むことができます。
言葉だけのテキストや画像情報だけではその企業についてイメージしにくく、記憶に残りにくいものになってしまいますが、動画は文字媒体よりも多くの情報を短時間で伝えられるという利点があります。
テキストや写真などの紙媒体1枚が伝える情報量が1,000文字分であるのに対して、動画1分間の情報量は180万文字分にもなると言われています。
動画は視覚と聴覚から視聴者にアプローチすることができ、文字だけでは伝わりにくい細かいニュアンスなどの非言語要素を分かりやすく伝えることができます。
動画を利用し情報量を多くすることで、ブランドのイメージだけでなく、商品やサービスについてもより深く理解できブランド力向上に繋がります。
また、アップロードされた動画がYouTube上に残り続ける限り半永久的にブランディングを行うことが可能になるのも大きなメリットになります。
販売促進に繋がりやすい
先程述べた内容と重複する部分もありますが、動画を活用することでより多くの情報をユーザーに与え、具体的なイメージを抱かせることができるので購買意欲を刺激することができます。
YouTubeであればその刺激の効果が持続している間に販売サイトなどに誘導することが可能です。
特に服などは着用イメージが写真だけでは分かりにくい場合があるので、動画で着用感が細かく分かるということの効果はとても高いものになります。
動画でのプロモーションが普及するまでは実店舗で試着する以外に着用感がイメージしづらかったものの、動画の視聴で実感できるようになってからは販売サイトへの誘導からスムーズに購入へ至るケースが増えました。
そのケースを鑑みると、YouTubeは有効な手段であると言えます。
SNSなどで拡散されやすい
SNSでは動画の共有が容易であり、ユーザーが気に入ったものは共有するなどして拡散されることがある場合が多いため、非常にYouTubeと相性が良いと言えます。
特にTwitterやInstagramではファッションに関心を持った若者が多く、中でもInstagramにはファッション系インスタグラマーがいるのでそういった感度の高いユーザーとの親和性はとても高いです。
動画だけでなく、動画内で出てくる商品を個別にチェックして拡散される可能性があるのも大きなメリットになります。
アパレル業界のYouTube成功事例4選
BEAMS
BEAMSは輸入およびオリジナルの衣料品や雑貨を販売するブランド及びセレクトショップになります。
このチャンネルの成功している要因としては、多彩なコンテンツ内容を用いての消費者目線での動画作りをしている点です。
例えば、「スタッフへのいきなりファッションチェック」ではどのような組み合わせで服を着ればいいのか参考になりますし、そこで着ている服はBEAMSに売っていることが多いので直接販促にも繋がります。
販売している服の紹介などもスタッフが行っていて、このチャンネル全体の動画にはBEAMSスタッフが数多く登場しているため親しみを持ちやすいのもポイントになります。
また、商品紹介動画の概要欄には販売ページのURLも貼ってあり、きちんとした導線設計も行われています。
UNITED ARROWS
UNITED ARROWSは衣類や小物などを販売するセレクトショップ「ユナイテッドアローズ」等を運営する企業です。
先程紹介したBEAMSとSHIPSと共にセレクトショップの御三家と言われています。
このチャンネルの成功している要因としては、チャンネル全体の動画の雰囲気がブランドイメージとしっかりマッチしていて、ユーザーに品格のある印象を抱かせることができている点です。
UNITED ARROWSはクール且つキレイめのアイテムを揃えた少し大人向けのショップであるため、そのイメージに合った動画作りを心掛けています。
例えば、スタッフのおすすめ商品紹介のシリーズではカメラワークやBGMなどにもこだわりを持って作っていたり、「情熱接客」というシリーズ企画では著名人に全身コーディネートを丁寧に提案しています。
これらから分かるのは、企業ブランディングを動画を通じて丁寧に行っているため、企業イメージが抱きやすく店に訪れた際の雰囲気などを想像しやすいということです。
これはショップとしては集客を行う上で非常に重要なポイントになるので、UNITED ARROWSは効果的にYouTubeを活用できているといえます。
ロコンド
ロコンドは靴や衣料品の通販サイトLOCONDO.jpを運営する日本の企業です。
このアパレルチャンネルはYouTuberのヒカルとのブランドコラボをきっかけに注目を集め、その他著名人とも多数コラボしており話題を呼んでいます。
このチャンネルの成功要因としては社長を中心としてYouTube運用を行っているため好感が持ちやすい点、エンタメ要素に富んでいるため見ていて楽しめるなどといった点が挙げられます。
例えば、YouTuberのような企画を用いながらの商品紹介や対談動画などを中心にアップしています。
このチャンネルの狙いは、まず初めに注目を集め多数のユーザーを集客をするところにフォーカスしていることです。
その上で様々なエンタメ要素をコンテンツに盛り込むことでコアなファンを獲得し、顧客になってもらうという非常に賢いビジネスをYouTubeで行っています。
ハズム
ハズムとは古着屋「kindal 吉祥寺」の店長を経て、現在は中目黒でセレクトショップ「ダン(DAN)」を運営している有名なファッションYouTuberの一人です。
このチャンネルの成功している要因としては、「経年変化」や「一生モノ」などのキーワードを用いて長く使える高品質な商品を、豊富な専門知識と共に丁寧且つ分かりやすく教えてくれるため信頼感が得やすい点、実際に紹介した商品を自分のショップで販売するという導線設計がしっかりしている点が挙げられます。
豊富な知識量、話し方、人柄からコアなファンができることが多く、ショップにも多くのファンが購入に来ているため、YouTubeを駆使して成功を収めています。
アパレル業界がYouTubeで成功を得るには、出演者自身の自己ブランディングも大きな武器になります。
他にも「なかむ」「ryo matsumoto」などもファッションYouTuberとして自己のブランディングをしつつ、個人のショップでの成功を収めています。
アパレル業界でもYouTube運用は有効である
いかがだったでしょうか、この記事ではアパレル業界がYouTube運用することのメリットや成功事例について解説しました。
この記事がYouTube運用を検討する際の一助になれば幸いです。
株式会社KNOCKは、以下の事業を手がけています。
- 企業×インフルエンサーのコラボプロデュース支援(インフルエンサーと企業によるプロモーション活動をワンストップでサポート)
- 企業様のYouTube活用支援(YouTube運用代行・コンサル)
企業様に寄り添い、成果を実感していただける運用を行わせていただきますので、 YouTubeマーケティングをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
株式会社KNOCKでは、累計登録者数350万人越え、月間視聴回数1億回以上の実績を有しています。
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