こんにちは、株式会社KNOCK動画マーケティング部です。
先日、弊社クライアントから以下の質問を頂きました。
「インフルエンサーマーケティングが具体的にどういったものなのかよくわかりません。どのような事例があるのでしょうか?」
確かにインフルエンサーマーケティングと言われてもピンと来ない方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、インフルエンサーマーケティングの成功事例について、 株式会社KNOCK動画マーケティング部がわかりやすく解説します。
株式会社KNOCKでは、累計登録者数350万人越え、月間視聴回数1億回以上の実績を有しています。
チャンネルを始めたい・伸ばしたい、現在社内で運用しているが成果が出ずに困っている企業様はぜひお問い合わせください。
詳細については、こちらからご覧いただくことができます。
目次
始めに
インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーマーケティングとは「SNS上で大きな影響力をもつインフルエンサーと呼ばれる人物に商品やサービスを宣伝してもらい、実施の使用感などのレビューを通して消費者の購買行動を促進するマーケティング手法」のことを指します。
企業が消費者に対して直接宣伝する従来のマーケティングと比べ、インフルエンサーマーケティングでは消費者の視点を取り入れていることによる親近感と訴求力の高い宣伝により、効果的な認知拡大や購買意欲の向上を実現することができる手法として近年注目されています。
こちらは登録者数が569万人(2021年1月9日現在)である人気YouTuber「東海オンエア」の「メルちゃん」と「愛知環状鉄道」の案件動画です。
東海オンエアの動画コンテンツはエンタメ性が高く、案件感を感じさせないため視聴者は動画を楽しみつつ商品がどういうものかを知ることができます。
インフルエンサーマーケティングにかかる費用については既に記事にしているので費用から方法まで徹底的にインフルエンサーマーケティングを解説!をご覧ください。
よく使われるSNS媒体
インフルエンサーマーケティングは主に4つの媒体で行われることが多いです。
まずはそれらを紹介します。
ユーザーとしては10~30代が多く、男女比は男性40%女性60%とやや女性の方が多い状況です。
ジャンルとしてはファッション、美容、ラグジュアリー、ランジェリー、料理、インテリア、旅行などに特化しているインフルエンサーの起用が見受けられます。
「写真映え」する商品やサービスを展開している場合はより成功しやすい媒体となっています。
「ショッピング機能」が追加されたことによりPR投稿から自社のアカウントに飛んでもらい、そこから商品を購入してもらうという導線を敷くことができるようになりました。
Twitterのユーザー層は幅広いですが、やはり30代以下に向けてのマーケティングが行われやすいです。
Twitterではユーモアのある投稿が好まれて拡散される傾向にあるので、動画や画像などを活用し、エンタメ向きにすると良いでしょう。
Twitterの特徴としてはツイートをスレッド形式にして投稿できるので情報をたくさん伝えたいときは活用することができます。
リアルタイムで話題になっている情報が検索されやすいので、検索性に優れているという特徴をうまく利用しましょう。
・YouTube
YouTubeに関しては10~50代くらいまでの幅広い層へのアプローチが可能でしょう。
動画であるためより多くの情報や文面では表現できない事柄が動画を通じて視聴者に分かりやすく伝えられるのが大きな特徴です。
動画内や概要欄に自社へ遷移させるためのURLなどを多く設置できるため、訴求力が高く、販促効果が高いと言えるでしょう。
今日ではYouTuberがテレビに登場したり、逆に芸能人がYouTubeに進出するなどますます人気が高まってきているため、今一番需要が高まっているインフルエンサーマーケティングのプラットフォームと言えます。
YouTuberごとに視聴者層が異なるので、どのターゲット層に届けたいかを見極めましょう。
また、YouTubeの媒体としての価値に関してこちらでふれていますので興味のある方は是非お読みください。
- あわせて読みたい
- ・YouTubeのプロが語る!YouTubeの媒体価値とは?
ユーザーの年齢層が高いこの媒体では30~40代に向けてアプローチしやすいでしょう。
イベント集客や商品販売など、自社のビジネスページとしても活用できるため企業は活用しやすいと思われます。
実名登録しなくてはいけないため、ユーザーの年齢、性別、職業、ライフスタイル、興味関心などの詳細なビッグデータを活用したターゲティング精度の高い広告配信が強みです。
Facebookを名刺代わりに活用しているビジネスマンが多く、逆に匿名で気軽にSNSを楽しみたいという10代~20代のユーザーが少ない点では若者にはリーチしにくいです。
他の3つの媒体に比べると拡散性は薄いですが、ターゲットの幅が狭いのでリーチはしやすいでしょう。
インフルエンサーマーケティングの成功事例6選
YouTube
・じぶんdeエステ
弊社が映像制作を担当した「じぶんdeエステ」の例です。
古川優香さんを起用し、およそ20万回再生を達成することができました。
古川優香さんは、Instagramのフォロワーがおよそ100万人のマクロインフルエンサーであり、自らコスメブランドをプロデュースするなど、若い女性からの圧倒的な支持を得ています。
また、「じぶんdeエステ」は低額かつ短い拘束時間であることなどを売りにしているサービスで、忙しい若い女性をターゲットとしています。
そのため、若い女性への大きな影響力を持つ古川優香さんはうってつけの人材であったといえます。
フォロワーが100万人近いマクロインフルエンサーを起用し、そのリーチ力を存分に生かしてPRすることのできた成功事例です。
・Dr.grip
筆記用具の中で高い人気を誇る「Dr.grip」シリーズは、YouTuberである「はじめしゃちょー」さんを起用してマーケティングに成功しました。
この動画が140万回以上視聴されているということで、圧倒的なPRに成功しました。
また、コメント欄では動画を見て買った、といったコメントも見ることができます。
商品のPRだけでなく、売上にもつなげることができたといえるでしょう。
この動画が公開されたのは2020年の4月20日と、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けての自粛期間中であったため、家で過ごす人がほとんどでした。
はじめしゃちょーさんの主な視聴者層は中高生であるため、自粛期間中の学校の課題などを行う際に新しい筆記用具を買おうという考えになる人が多かったことも、売上アップにつながったと考えることができます。
動画を公開する時期や人選など、すべてが完璧に計算された成功事例です。
・無印良品
YouTubeに無印良品関連の動画を投稿している「MUJIO・ムジ男」さんによる動画も、無印良品の商品の認知度や売り上げのアップに貢献した例です。
こちらの動画のコメント欄を見ていただくと、「今度買ってみる」といったコメントが多く投稿されていることがわかります。
このチャンネルの登録者はおよそ1.8万人と多くはないですが、視聴者からのコメントに返信しているなど、他の人気な動画投稿者と比べて視聴者との距離が近いです。
そのため、エンゲージメント率が高く、商品PRだけでなく購買行動にもつなげることを可能としています。
・ゴリラクリニック
ゴリラクリニックは、メンズ専門の美容クリニックです。
女性に比べると、クリニックにまで通って美容に気を遣う男性はあまり多くありません。
しかし、そんなメンズ美容に関する認知度を、インフルエンサーマーケティングによって大幅にアップさせることができました。
それがこちらの動画です。
登録者240万人を誇る「おるたなChannel」さんによるPR企画でメンバーの一人がヒゲ脱毛を行い、そのレポートを動画にまとめたという内容になっています。
視聴回数はおよそ330万回と、かなりの再生回数を得ることに成功しました。
人気のYouTuberを起用し、そのリーチ力を生かして成功を収めた事例だといえるでしょう。
・ワンダーステーキ様
ステーキ食堂で有名な「ワンダーステーキ様」とブリーフ団と共に激辛メニューにチャレンジする企画等を行っている「エガちゃんねる」とのコラボになります。
動画の内容としては、大食い女王「ロシアン佐藤」とエガちゃん率いるブリーフ団計4人で大食い対決を行う動画となっています。
食材は、ECで販売されている商品を用いており、動画の序盤でシェフである小坂プロにも出演していただき、商品紹介も行っています。
動画の最後には、ワンダーステーキ様のECサイトの宣伝やお店のYouTubeチャンネルに関して告知を行いました。
他施策に比べて非常に高いROIを達成し、店舗集客にも大きく貢献いたしました。
動画の再生数は、2023年6月現在で400万回を超えています。
このような成果を達成できた理由としては、
・忖度をしない江頭2:50さんの信頼感
・人気コンテンツと商材の親和性
・期間限定の特典付与
が挙げられると考えます。
・新宿の焼肉店
「りょうくんグルメ」さんはTwitterのフォロワーが約42万人、Instagramのフォロワーも28万人ほど存在するインフルエンサーです。
主に都内のグルメ情報を紹介しているほか、Instagramではフォロワーとの交流も積極的に行っています。
そんなりょうくんグルメさんが紹介した店は、次の日に行列ができるといわれているほどの影響力を持つインフルエンサーです。
定期的に飲食店とコラボし、フォロワーだと値段が安くなるなどのキャンペーンを行っています。
これは新宿にある焼肉店の「カルビちゃん」のPR投稿です。
焼肉食べ放題と、若い女性の好きなスムージータピオカ飲み放題を注文することで「りょうくん割」というサービスが受けられるというものです。
このお店の魅力などを投稿で詳細にアピールしてもらっているうえに、フォロワーとの距離が近いりょうくんグルメを起用することで実際に来店する客の増加が見込めます。
投稿のコメント欄でも、行ってみたいといったコメントや、実際にいった感想なども見られたので、成功であったといえます。
・ジョージア
缶コーヒーで有名なジョージアは超有名コスプレイヤーのえなこさんを起用したPRを行っています。
「こんな時だからこそコーヒーって大切よ☕️」
今回セイラさんのコスプレをしてみたよ✨今ジョージアを買うと、ガンダムコラボグッズが当たるキャンペーンを実施中✨
詳しくはこちらの特設ページをチェック!!https://t.co/SmhveG00Qw#ジョージアガンダムコラボデザイン缶#PR pic.twitter.com/HlOdm0mKb4— えなこ (@enako_cos) January 18, 2021
Twitterのフォロワーが125万人いるえなこさんはこのツイートをしてから1日足らずでRT1300、いいね1.3万とかなり高いエンゲージメントを見せています。
えなこさんのファンを分析すると、若者から中年の男性が多く、コーヒーをよく飲むと思われる層を狙っていることが分かります。
また、ガンダムとコラボしていることもあり、ガンダムのコスプレをして宣伝することでガンダムファンの人たちに対してはより訴求力の高い宣伝となっています。
短時間で結果を出しているので成功事例の一つと言えるでしょう。
インフルエンサーマーケティングを成功させて得られるメリット
企業や商品・サービスの認知度アップ
目的に合ったインフルエンサーを起用し、見事PRに成功した場合は、様々なメリットを得ることができます。
インフルエンサーマーケティングを行う際の目的とされることが最も多いのが、企業やその商品・サービスの認知度アップです。
成功した場合、大幅な認知度アップを見込んだ新規顧客の獲得をすることができます。
また、ただ認知拡大するだけでなくインフルエンサーによる宣伝を行うことで、ファンはその商品やブランドに対していい印象を持つでしょう。
根強いファンの獲得
これからのマーケティングで注目されるのは企業に対する信用度の高いコアファンです。
コアファンはいわゆる収益性の高い顧客で自社の商品を好んでリピートしてくれます。
新規顧客が獲得できなかったとしても既存顧客がコアファンになってくれることで長期的に売上を伸ばせます。
コアファンはキャンペーンなどの参加型のPRや、投稿を拡散してくれるなど、マーケティングの面でも企業をサポートしてくれる存在です。
インフルエンサーマーケティングでコアファンを増やせたなら十分に成功したと言っていいでしょう。
売上アップ
商品のPRだけでなく、実際に消費者の購買行動に繋げることも可能です。
広告感が無く、消費者目線で宣伝してくれるため、通常の広告よりも見られる可能性が高まります。
そのため、よりファンとの距離の近いインフルエンサーを起用すると高い効果を見込むことができます。
インフルエンサーマーケティング成功のポイント
適切なインフルエンサー選び
インフルエンサーマーケティングを成功させたい場合は、フォロワー数だけにこだわってはいけません。
きちんと目的に沿って狙った層にリーチするようなインフルエンサーを選定しましょう。
具体的には、
・商品・サービスとインフルエンサーの属性がマッチしている
・ブランドとファンの属性がマッチしている
・フォロワーからのエンゲージメント率が高い
・インフルエンサーとファンの距離
・PR経験があるか
などに着目していけば良いでしょう。
ステマに気を付ける
ステマとは、ステルスマーケティングの略称であり、「マーケティングの手法のうち、それが宣伝であると消費者に悟られないように宣伝を行うことである」と定義されています。
ステマが発覚してしまうと企業やインフルエンサーの信用度が失われています。
自覚なしにステマをしてしまい、ファンに指摘されているインフルエンサーを時々見かけるので、宣伝してもらう際にはステマにならないようにあらかじめ注意しておきましょう。
KNOCKの事例
弊社が関与したインフルエンサーマーケティングの事例としてMAX鈴木の背脂飯店の事例をご紹介します。
このプロジェクトでは、弊社クライアントである大庄グループ様と、弊社所属のインフルエンサーであるMAX鈴木のコラボによりオリジナル商品をUberEatsにて販売するといったものです。
大食いYouTuber×コッテリ系の料理が装甲し、このプロジェクトは当初の売上目標を達成することに成功しました。
この事例からも、インフルエンサーと商品、サービスの親和性が非常に重要であることがわかります。
インフルエンサーマーケティングを活用しましょう
今回はインフルエンサーマーケティングの成功事例について解説しました。
こうした事例を参考にして、ぜひインフルエンサーマーケティングを行い、成功を目指してみてください。
株式会社KNOCKでは、累計登録者数350万人越え、月間視聴回数1億回以上の実績を有しています。
チャンネルを始めたい・伸ばしたい、現在社内で運用しているが成果が出ずに困っている企業様はぜひお問い合わせください。
詳細については、こちらからご覧いただくことができます。