こんにちは、株式会社KNOCK動画マーケティング部です。
先日、弊社クライアントから以下の質問を頂きました。
「YouTubeの終了画面という機能が便利と伺ったのですが、作り方が釈然としません。どのように活用すれば良いのでしょうか?」
確かに終了画面の作り方(設定方法)がよくわからないという方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、活用することでチャンネルの成長が見込める終了画面について、 株式会社KNOCK動画マーケティング部がわかりやすく解説します。
この記事を読むことでYouTubeの終了画面について完全に理解し、実際に設定することができます。
株式会社KNOCKでは、累計登録者数350万人越え、月間視聴回数1億回以上の実績を有しています。
チャンネルを始めたい・伸ばしたい、現在社内で運用しているが成果が出ずに困っている企業様はぜひお問い合わせください。
詳細については、こちらからご覧いただくことができます。
目次
YouTubeの終了画面とは
終了画面とは、動画の最後の5〜20秒に設定することのできる、関連した動画へ誘導したり、チャンネル登録を促したりすることのできる機能です。
要するに最後まで動画を視聴してくれた聴者を再生回数やチャンネル登録者数増加に向けて特定の行動に誘導することができる機能です。
※25秒以上の動画でしかこの機能を用いることはできません。
実際に、以下は弊社の運用するチャンネルの動画で終了画面を用いた例になります。
以下をクリックすると動画が再生されます。(32:41から終了画面が表示されます。)
この機能は表示する場所やタイミング、配置を自由に編集できるなど活用するにあたってご自身の最良で設定できるため活用時の自由度が高い一方、同時にテンプレートやインポートという効率化のための機能(いわゆるショートカット)もあります。
これらも踏まえて解説していきます。
YouTubeの終了画面の構成要素
設定方法を解説する前に、終了画面を構成する4つの要素を簡単に解説します。
終了画面の構成要素としては以下の4つのものがあります。
- 動画または再生リスト
- チャンネル登録
- 承認済みウェブサイト
- チャンネル
では、以下でそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
動画または再生リスト
この要素を終了画面に追加すると、他の動画に誘導することができます。
さらに、この動画または再生リストには動画に関しては3つの選択肢があります。
1つ目は最新のアップロードです。これを用いると、あなたのアップロードした動画の中で最新のものが自動的に表示されます。
2つ目は視聴者に適したコンテンツです。これを用いると、あなたのチャンネルから視聴者に合うと思われる動画が自動的に表示されます。
3つ目は動画または再生リストです。これを用いると、あなたが視聴者に見せたい動画、再生リストをご自身で選択して表示させることができます。
再生リストの場合は、「最新のアップロード」や「視聴者に適したコンテンツ」という選択肢はなく、ご自身で選択された再生リストを表示させる機能のみ利用可能です。
すなわち、どの再生リストを表示するかをYouTubeに任せることはできず、自分で選択する必要があるということです。
この動画または再生リストという要素は、再生回数の増加や回遊率の上昇が見込めるので非常に重要な要素です。
また、再生リストについてはYouTubeの再生リストとは?メリットや使い方をわかりやすく解説!をご覧ください。
チャンネル登録
終了画面に「チャンネル登録」ボタンを表示させることができます。
チャンネル登録者数の増加が見込めるので非常に重要な要素です。
実際、先ほど紹介した弊社が運用しているチャンネルでは、終了画面からのチャンネル登録者数も多いです。
承認済みウェブサイト
この機能はYouTubeパートナープログラムのメンバーのみに提供されています。
関連するウェブサイトや承認済みのクラウドファンディング、ECサイトへの誘導が可能となります。
企業の公式チャンネル等はぜひ活用したい要素です。
※承認済みのECサイト、クラウドファンディングサイトについてはYouTubeヘルプをご覧ください。
チャンネル
ご自身のサブチャンネルでも、無関係の他社のチャンネルでも、別のチャンネルを宣伝することができます。
サブチャンネルのようなものがある場合は有効な要素です。
ただ、これらの4つの要素の中では重要性が最も低く、実際に活用されている方は少ないのではないかと思います。
YouTubeの終了画面の設定方法(作り方)
では、実際に終了画面を設定する方法を解説していきます。
まずはYouTube Studioを開いてください。
step1 YouTube Studioの動画をクリック
step2 終了画面を追加したい動画の編集をクリック
step3 少し下にスクロールし、終了画面をクリック
step4 左上の+をクリックし、追加したい要素を選択
step5 配置、タイミングを編集
以上になります。
step4とstep5を追加したい要素ごとに行っていただければ、例えば終了画面に「動画」を2つ、「チャンネル登録」を1つのようにオリジナルの終了画面を設定することができます。
また、動画に関しては3つの選択肢が提示されるので、適切なものを選択してチェックボックスを選択してください。
それぞれ簡単に説明すると、
- 最新のアップロード:アップロードした動画の中で最新のものが自動的に表示される
- 視聴者に適したコンテンツ:チャンネルから視聴者に合うと思われる動画が自動的に表示される
- 動画または再生リスト:視聴者に見せたい動画、再生リストとしてご自身が選択された動画が表示される
という違いがあります。適切だと思われるものを使ってみてください。
少し大変ですが、慣れればすぐなので練習してみてください。
YouTubeの終了画面設定を効率化する方法
と言っても、先程のような作業を一つ一つの動画で行うことはなかなか骨が折れますよね。
そこで、大幅な効率化を実現できる機能を2つ紹介したいと思います。
インポート機能
1つ目はインポート機能です。インポート機能とは過去の動画の終了画面をそのまま他の動画にも適用させる機能です。
実際に設定方法を見ていきましょう。
step1 終了画面の設定方法のstep3まで実行した後、右上の動画からインポートを選択
step2 終了画面をインポートしたい動画(インポート元の動画)を選択
これで終わりです。
非常に簡単なので、是非一度練習してみてください。
テンプレート機能
2つ目はテンプレート機能です。これは、YouTube側から提案された終了画面のレイアウトをそのまま用いるという機能です。
実際に設定方法を見ていきましょう。
step1 終了画面の設定方法のstep3まで実行した後、表示されているテンプレートの中から適用したいものを選択
これで終わりです。
こちらも非常に簡単なので、是非一度練習してみてください。
YouTubeの終了画面利用時のポイント
ここでは、終了画面を活用するにあたって留意すべきポイントを4点解説します。
エンディングの活用が重要
では、上記の作業を終えて、実際に終了画面がどのように表示されるかを見てみましょう。
なんだか見づらいですよね。
そうです、終了画面をただ挿入するだけだと動画コンテンツと重複してしまい、見づらくなってしまうのです。
そこで終了画面を挿入することを念頭において、エンディングという画像を終了画面が表示されている時間に合わせて挿入することをお勧めします。
と言っても実感が湧かないと思うので、例として以下のエンディングを紹介します。
終了画面に合わせて侍のシルエットやテキストが配置されていて非常に見やすいですよね。
このようなエンディングはご自身で作成することも可能ですが、動画編集を始めたばかりの方からしたらご自身で作成することはなかなか難しい作業かと思います。
しかし、このエンディングは実はネットにいくつも存在するので、ネット上でお気に入りのエンディングを見つけて挿入することが最速かつ確実かな、と個人的には考えています。
具体的には、pixabayというサイトがお勧めです。
こちらを開いていただき、
step1 検索窓に「youtube」と打ち込む
step2 「画像」となっている部分を「動画」に変更する
step3 好きな動画ファイルを選択してダウンロード
あとはこのテンプレートに当てはめて終了画面の要素を追加すれば、エンディングの完成です。
非常に簡単なので、こちらもぜひ一度試してみてください。
サムネイルが重要
終了画面から再生回数を増加させるためにはサムネイルが最も重要です。
これは動画または再生リストを要素として終了画面に追加した場合に言えることなのですが、終了画面に表示されるのはサムネイルのみであるため、
なるべくシンプルで目立つ、また一見して動画の内容が伝わるようなサムネイルを意識しましょう。
配置、タイミングが重要
モバイルからの視聴を考慮し、ボタンがなるべく下部に表示されるようにしましょう。
最近はモバイル端末からの視聴が主流になってきていますが、仮にチャンネル登録ボタンが画面上部に表示されたら押しにくいですよね。
モバイルから視聴している視聴者のことを意識して、下部にボタンが集中するよう意識しましょう。
ここで注意点として、同時にあまりに多くのボタンが表示されても混み合った印象を与えてしまうため、時間差で表示させる等の工夫をすることが挙げられます。
カードとの併用は厳禁
YouTubeカード機能の表示と重ならないようしましょう。
これは単純に、終了画面に隠れてYouTubeカードが表示されなくなってしまうからです。
Youtubeカード機能についてはYouTubeカードとは?YouTubeのプロが解説!をご覧ください。
終了画面を活用する際の注意点
最後に、YouTubeカードを活用する際の注意点を2点紹介します。
1点目は、終了画面を表示することができるのは5~20秒であるという点です。
この点を踏まえてカードを表示するタイミングを選択しましょう。
2点目はYouTubeカードを使うには動画の尺が25秒以上必要であるという点です。
おそらく25秒以下の動画を投稿されている方はあまりいないと思いますが、それより短い動画ではカードが利用できないのでその点には注意してください。
終了画面のまとめ
いかがだったでしょうか?この記事では終了画面の設定方法やポイントについて解説しました。
- この記事のまとめ
- ・終了画面には4つの種類がある
- ・「インポート機能」「テンプレート機能」を活用して効率化
- ・「エンディングの活用」「サムネイルの調整」「配置、タイミング」「カードとの併用禁止」の4点に注意
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