こんにちは、株式会社KNOCK動画マーケティング部です。
先日、弊社クライアントから以下の質問を頂きました。
「YouTubeに動画を投稿することで、どれほどの企業ブランディングに繋がるのでしょうか?」
確かにYouTubeを活用した企業ブランディングを行いたいと考えている企業様も多いのではないかと思います。
そこで今回は、YouTubeで企業ブランディングを行うメリットやその手法、実際の成功事例などについて、 株式会社KNOCK動画マーケティング部がわかりやすく解説します。
この記事を読むことでYouTubeにおける企業ブランディングの効果を理解し、施策として活かすことができます。
株式会社KNOCKでは、累計登録者数350万人越え、月間視聴回数1億回以上の実績を有しています。
チャンネルを始めたい・伸ばしたい、現在社内で運用しているが成果が出ずに困っている企業様はぜひお問い合わせください。
詳細については、こちらからご覧いただくことができます。
目次
ブランディングとは
ブランディングという用語を聞いたことがあるという方も多いかと思います。
念のためその意味についておさらいしておくと、読んで字のごとく、企業であったり商品・サービスであったりをブランド化させるというものになります。
例えばですが、コーラを買おうと考えた際、一番最初に思いつくのは何でしょうか?
おそらく多くの人が「コカ・コーラ」を想起するでしょう。
これは、コカ・コーラがコーラ業界においてのブランディングに成功しているということを示しています。
ブランド化といっても、高級品にするというわけではなく、あくまで第一想起になることをブランディングといいます。
ブランディングに成功することで、宣伝広告費にあまりお金をかけずに済むようになるといったメリットがあります。
このブランディングには様々な方法があり、その手法としてはWebサイトにブランディング動画を掲載する、Web広告の出稿、コンテンツマーケティングなどが挙げられます。
これらの手法もきちんと行うことで高い効果を見込むことができますが、最も効果の高い手法はYouTubeによるブランディングであると断言できます。
その理由とYouTubeでの企業ブランディングを行うメリットについて、次の見出しで解説します。
また、YouTubeを用いた企業ブランディングについてはtoB、toC問わず行うことができます。
企業のYouTube運用に関しては、以下の記事で解説しているのでご覧ください。
- 企業のYouTube運用関連記事
- ・BtoB企業もYouTubeを活用すべき理由と活用方法を解説!
- ・【BtoC企業向け】YouTubeマーケティングの活用方法を解説!
YouTubeで企業ブランディングを行うメリット
動画の情報量は膨大である
動画1分に含まれる情報量はWebページ3600ページ分であると言われるほどに、動画には膨大な情報が含まれています。
そのため、コンテンツマーケティングや広告出稿などよりも、顧客に対して企業イメージや商品・サービスのイメージをより具体的に伝えることができます。
この膨大な情報量を活用して潜在顧客にアプローチすることで、文章や画像によるブランディングよりもはるかに高い効果を得ることが可能です。
動画によってわかりやすいイメージを視聴者に刻み込み、認知度アップや販売促進、企業の好感度向上に繋げていくことができるのが、YouTubeでの企業ブランディングを行うメリットであるといえます。
多くの層に訴求できる
YouTubeは、現在日本だけでも月間のアクティブユーザー数が6500万人以上であり、世界に目を向けるとひと月で20億人もの人々が利用しています。
つまり、潜在顧客がそれだけ多く存在しているということになります。
下のランキングは10代から60代の男女に聞いたSNSの利用実態についてのものです。
10代と20代に関してはLINEに次いで2位ですが、30代~60代の人々にとってYouTubeは最も頻繁に利用するSNSとなっています。
こうしたことからも、YouTubeを活用したブランディングを行うことで非常に高い効果を見込むことができるということをお分かりいただけると思います。
半永久的なブランディングが可能である
もちろん、テレビCMやWeb広告などを出稿することも効果的なブランディングの手法です。
しかし、その2つは期間を決めて放送、または掲載されるものであり、そのCMや広告を見なかった人たちに訴求することが難しいというデメリットがあります。
それに対してYouTubeは、チャンネルや動画を削除しない、もしくは運営によって削除されない限りは残り続けるため、いつでもブランディングに繋がるきっかけが転がっているといえます。
つまり、テレビCMなどの場合、そのCMが放送されていた当時の見込み顧客以外にアプローチすることは難しいですが、YouTubeだと動画公開当時は見込み顧客ではなかった人々が、年齢を重ねて見込み顧客となり、そこから企業の好感度アップや販促などに繋げることも可能であるということです。
販促に繋げることも可能である
YouTubeで企業のブランディングを行い、販促や集客などへと繋げることが可能です。
下のデータを見て頂くとわかるように、気になる商品を見つけるためのツールとしてYouTubeが活用されていることがわかります。
(出典:CA Young Lab、2017年YouTuberタイアップ動画起用社数ランキング発表)
この調査は10代~30代に向けて行われたものですが、全体で5割もの人が気になる商品をYouTubeで見つけると回答しています。
なぜYouTubeが他の媒体よりも販促に繋げやすいかという理由ですが、上述の利用者数の多さ・動画であることによる情報量の豊富さなどが挙げられます。
また、動画の概要欄などにリンクを貼ることですぐに商品ページへと遷移させられるという手軽さも魅力です。
YouTubeで企業のブランディングを行う方法
チャンネルをカスタマイズする
YouTubeを活用して企業のブランディングを行うためには、チャンネル設計をきちんと行うことが重要です。
設定するべき主なものとしては、チャンネル名・アイコン・チャンネルアート・概要欄・再生リストなどが挙げられます。
チャンネル名は、独自性を持ち、かつ言葉にした時の語感が良く視聴者が呼びやすいものが望ましいです。
また、アイコンは企業チャンネルの場合は、企業のロゴなどが推奨されます。
これは、チャンネルアイコンを見た際に一目でどこの企業であるかを視聴者にわかってもらうためです。
チャンネルアートも同様にチャンネルの趣旨などを伝えるために重要な要素であるため、それに沿ったものを設定するようにしましょう。
他にも、概要欄を活用することでチャンネルをより具体的に知ってもらうことが可能です。
再生リストも、視聴者に見てもらいたい動画を見せるために有効です。
これらについてより詳しく知りたいという方は、下の記事をご参照ください。
- チャンネルカスタマイズ関連記事
- ・登録者数激増!即実践可能なYouTubeチャンネル名の決め方を解説
- ・チャンネルの魅力を余すことなく伝えられる概要欄の編集方法を解説!
- ・【画像あり】YouTubeのチャンネルアートの変更方法を解説!
- ・YouTubeの再生リストとは?メリットや使い方をわかりやすく解説!
動画に統一感を出す
動画に統一感を出すということは、チャンネルのファン形成のためにも非常に重要です。
視聴者の立場で考えた際に、動画の投稿内容が頻繁に変わるようなチャンネルがあったらどのように感じるでしょうか?
おそらく多くの人が「あの時の動画の感じが良かったのにな」としばしば感じることになると考えられます。
投稿する動画の内容に統一感を出すことで、「このチャンネルは今後もこういった動画を投稿してくれるだろう」と視聴者は期待し、チャンネル登録をしてくれる可能性が高まります。
例として、弊社が運用を担当している「侍イーティング SAMURAI EATING」というチャンネルを挙げさせていただきます。
下の画像を見ていただくとわかるように、このチャンネルでは大食いや早食いの動画を一貫して投稿しています。
このように大食い関連の動画で統一することで、多くの大食いファンの方々にチャンネル登録して頂くことができました。
YouTubeで企業ブランディングを行う際に抑えるべきポイント
ここからは、YouTubeで企業ブランディングを行う際に押さえるべきポイントについて解説します。
こうしたポイントを押さえながらPDCAを回していくことで、成果をより確実なものとすることができます。
企業のYouTube運用におけるPDCAに関しては【企業必見】企業がYouTubeのPDCAを回すコツと活用ポイントを解説で解説しているので、ぜひご覧ください。
目標を何度も変更しない
YouTube運用においてご法度となっているのが、一度決めた目標を何度も変更することです。
目標を何度も変更するということは、それに伴って動画の投稿内容も頻繁に変更することになってしまいます。
これは先ほども述べたように、視聴者からの信頼を得ることが難しくなってしまいます。
また、YouTubeは運用を始めてすぐに成果が見えるということはあまり多くありません。
きちんとポイントを押さえた運用を行っても、成果が出始めるのは3か月後以降であるといわれています。
そのため、運用を始める際にその点を理解して中長期的なKPIを設定することが重要になります。
しかし、これは裏を返せばKPIをしっかりと設定し、長い目線で運用していくことで確実に成果を出すことができるということです。
運用を始めてからの数か月成果が出ないからといって、すぐに撤退してしまうようなことは避けるべきでしょう。
SEO対策をきちんと行う
YouTubeには毎日膨大な数の動画がアップロードされており、一日当たり数十億時間も世界で視聴されています。
しかし、その99%以上はほとんど視聴されていない状態であるといわれています。
それら視聴されていない動画は、SEO対策を行っていないものが大半を占めています。
手間暇かけて制作した動画が膨大な動画の中に埋もれてしまわないようにするためにも、YouTubeにおけるSEO対策は必須です。
このSEO対策をきちんと行うメリットとして、まず一つ目は「YouTube内で上位表示される」ということが挙げられます。
例えば下の画像は「大食い」というキーワードで検索した際の検索結果を表示したものです。
先ほども紹介させて頂いた「侍イーティング SAMURAI EATING」の動画は4番目に表示されています。
このSEO対策において重要な要素となるのが、動画のタイトルやサムネイル・概要欄の文章・タグなどです。
例えばタイトルですと、なるべく始めの方にSEO対策を行いたいキーワードを入れる、インパクトキーワードを入れる、32文字以内に収めるといったことなどが具体的な対策として挙げられます。
サムネイルは、文字を入れすぎない、動画の内容を簡潔に説明するといったことが重要です。
概要欄の説明文には商品やサービスのURL、企業のHPやSNSなどについて記載しておくと動画からの流入を見込むことができるため有効になります。
また、タグは多くのキーワードでの検索結果に表示させるようにするために必須の要素です。
これらのYouTubeにおけるSEOについてさらに詳しく知りたいという方は、下の記事をご覧いただけるとさらに理解を深める助けになるかと思います。
- YouTubeでのSEO対策関連記事
- ・YouTube動画のタイトルの文字数など、再生回数を爆発的に伸ばす方法を解説!
- ・再生回数増加間違いなし!YouTubeのハッシュタグの効果を解説
- ・急に動画が伸びるかも!?YouTubeのサムネイル作成方法を解説
- ・YouTubeでもSEO対策は必要!動画を上位表示させるには?
YouTubeにおける企業ブランディングの成功例
ここまでYouTubeにおける企業ブランディングの手法やポイントについて解説してきましたが、ここからは実際の成功事例を紹介させて頂きます。
成功事例をご覧になることで、より具体的なイメージを掴みやすくなり、参考にすることができると思います。
また、この記事で紹介している成功事例以外についても【企業必見】YouTubeマーケティングの成功事例を徹底解説で紹介しているので、あわせてご覧いただけますと幸いです。
北欧、暮らしの道具店
「北欧、暮らしの道具店」というチャンネルは、北欧風の生活用品や小物などを、ルーティーン動画やオリジナルミニドラマなどを通して紹介しています。
チャンネル登録者数は40万人弱という、人気のチャンネルです。
動画の雰囲気に共感した人たちが、この「北欧、暮らしの道具店」で販売されている商品などを購入しています。
北欧家具のイメージと動画内容を一致させ、購買に繋げている企業チャンネルの成功事例であるといえます。
燦鳥ノム -SUNTORY NOMU-
この「燦鳥ノム -SUNTORY NOMU-」チャンネルは、サントリーが運営しているチャンネルになります。
近年流行しているバーチャルYouTuber(VTuber)である燦鳥ノムというキャラクターを作り上げ、企業のブランディングに活かしています。
主な動画投稿内容は一般的なVTuberと同じようにゲーム実況や歌ってみた系、おもしろ企画などですが、コメント欄を見てみると「ノムちゃんの動画を見てから飲み物はSUNTORYのものしか買っていません」「SUNTORYのイメージが変わった」など好意的な意見が多く見られます。
多くの人が親しみを持ちやすいキャラクターを起用することで、まずは動画に興味を持ってもらい、そこからブランディングに繋げた成功事例です。
MUJIglobal
「MUJIglobal」は無印良品が運営しているYouTubeチャンネルです。
このチャンネルでは、実際の店舗の紹介であったりスタッフによる商品選びのコツ紹介などの動画が投稿されています。
店舗やスタッフのありのままを伝えることでブランディングに繋げ、集客へと活かしている成功事例です。
YouTubeを使った企業のブランディングのまとめ
いかがだったでしょうか。
今回はYouTubeを使った企業のブランディングのメリットや手法、成功事例などについて解説しました。
- まとめ
- ・YouTubeの企業ブランディングは強いマーケティング効果を持つ。
- ・企業ブランディングにはチャンネルのカスタマイズや動画の統一感が必要。
- ・企業ブランディングの成功のためには目標の一貫性・SEO対策を欠かさない。
この記事を参考に、ぜひYouTubeを活用した企業ブランディングを行ってみて下さい。
株式会社KNOCKは、以下の事業を手がけています。
- 企業×インフルエンサーのコラボプロデュース支援(インフルエンサーと企業によるプロモーション活動をワンストップでサポート)
- 企業様のYouTube活用支援(YouTube運用代行・コンサル)
企業様に寄り添い、成果を実感していただける運用を行わせていただきますので、 YouTubeマーケティングをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
株式会社KNOCKでは、累計登録者数350万人越え、月間視聴回数1億回以上の実績を有しています。
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